本日ををもちまして，常陸太田市立幸久小学校は，明治６年創設からの１４８年間の歴史に幕を下ろします。
　これまでに幸久小学校の子どもたちが見せてくれた，明るく素直で何事にも一生懸命に取り組む姿，上学年が下学年の面倒をよくみる姿，授業中の全員が集中して学習する姿は，先輩から後輩へと受け継がれてきたすばらしい伝統であると確信しています。まさに，おじいさん，おばあさんからお父さん，お母さんへ，お父さん，お母さんから子どもたちへと受け継がれてきたものであると思います。幸久小学校の歴史は，上河合，下河合，粟原，島，藤田の５つの地域の歴史もであります。幸久小学校はなくなってしまいますが，幸久地区の歴史がなくなるわけではありません。子どもたちは，峰山小学校において，本校で学んだことによる自信と誇りをもって，いろいろな場面で大いに活躍してくれるものと信じています。そして，西小沢小，佐竹小の子どもたちとふれあい，理解し合い，手を取り合いながら新たな歴史とよき伝統を築いていくことでしょう。
　さて，本校は，家庭・地域との協力体制が強く，長年にわたり家庭・地域・学校が「チーム幸久」として結束してまいりました。その教育力の高さは大きな誇りであると感じております。コロナ禍にあって，三世代交流会，敬老会，鳥追い祭りなどが中止となったり，運動会も規模縮小での実施となったりはしましたが，子どもたちは，チーム幸久の中で様々な経験や体験を通して，大きく成長させていただきました。そして，幸久小学校のすべてを支えていただきました。本当にありがとうございました。深く感謝申し上げます。地域のシンボルとしての幸久小学校が閉校になることは誠に残念ではありますが，峰山小学校がきっと新たなシンボルになるであろうと思います。そこで，保護者並びに地域住民の皆様にお願いがございます。今後，子どもたちがつくっていく新たな歴史と伝統づくりに手を貸していただけないでしょうか，そして，見守り支えていただけないでしょうか。これまでと同様の，それ以上のご支援，ご協力をお願い申し上げます。
　結びに，これまで幸久小学校を支えてくださいましたすべての関係者の皆様に，心から深く感謝申し上げますとともに，子どもたちの輝かしい未来とすべての関係者の皆様のご多幸を祈念いたしまして，閉校に当たっての挨拶といたします。
　令和４年３月３１日　　常陸太田市立幸久小学校長　會澤　伯民

　最後になりますが，３月のトピックスコーナーへのアクセス回数が，過去最高の１０，０００回以上を突破しました。これまで，多くの方々に幸久小学校ホームページをご覧いただきまして，誠にありがとうございました。
　閉校まで残り１日です。

　３月２４日（木）修了式の日の下校の様子です。幸久小学校から徒歩で集団下校する最後の日でした。6年生が卒業して、５年生が班長を引き継いでいます。4月からは、バス通学となりますので、町内ごとに集団での徒歩での登校でなくなります。登下校に際しましては、地域の安全ボランティアの皆様や保護者の皆様の見守りのおかげで、交通事故や不審者遭遇等の事件に遭わずにすみました。誠にありがとうございました。4月からは、家とバス停間の歩行やバス停留所付近での道路横断に注意が必要となります。今後とも、子どもたちの見守りにご協力いただきますようお願い申し上げます。閉校まで残り２日です。

　３月２４日（木）３校時の授業の様子をお知らせします。子どもたちにとって，この時間の授業が，幸久小学校での最後の授業となりました。各学年とも授業の中身は，それぞれではありましたが，子どもたちは授業を楽しんでいる様子でした。授業に集中して真剣に頑張る姿を，ぜひとも峰山小学校においても継続していってくれるものと信じています。1年生は、初めての修了証書を担任の先生から手渡されていました。そして、これまでにがんばったこと、良くなったこと、これからもう少し頑張ってほしいことなどのアドバイスを受けていました。後半では、最後の清掃を感謝の気持ちで行っていました。２年生は、修了証書をいただいた後、いろいろな配付物を受け取っていました。後半では、フルーツバスケットをして、２学年最後のひとときを楽しんでいました。３年生は、みんなで撮った写真の裏に寄せ書きをしていました。思い出に残る1枚の写真になりそうですね。4年生は、修了証書を別室で受け取っていました。順番を待つ間に、お互いに寄せ書きを行なっていました。5年生は、授業で学習した音楽の曲を鑑賞していました。閉校まで残り２日です。